伊藤郁女 Kaori Ito
豊橋で生まれ東京で育つ。5歳よりクラシックバレエを始め、20歳でニューヨーク州立大学パーチェスカレッジへ留学後、立教大学で社会学と教育学を専攻。その後、日本政府より奨学金を得て再びニューヨークに渡米。アルビン・エイリー・ダンスシアターにて研鑽を積む。2003〜05年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。フィリップ・ドゥクフレ『Iris』で主役を演じる。プレルジョカージュ・バレエ団に入団し、アンジュラン・プレルジョカージュ『les 4 saisons』に参加。2006年、ジェイムズ・ティエレ『Au revoir Parapluie』で踊り、2008年シディ・ラルビ・シェルカウイ『Le bruit des gens aoutor』にアシスタントとして参加。シディとはオペラ『眠れる美女~House of the Sleeping Beauties~』で再び創作をともにする。自作『Noctiluque/ノクティリュック』『SOLOS』『Island of no memories』『Plexus』を発表。アラン・プラテルと共演した『Out of Context』は「ダンストリエンナーレトーキョー2012」で上演された。2013年、カンパニーles ballets C de la Bプロデュースによる『Asobi』を創作。2014年オリヴィエ・マルタン・サルヴァンと『La religieuse à la fraise』を創作、アヴィニヨン演劇祭とthe Paris Quartier d’été Festivalに参加。2015年SACDより新人優秀振付賞を、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受賞。2011年および2015年、日本ダンスフォーラム賞受賞。