あらすじ
老王リアは三人の愛娘たちに自分を一番愛しているのは誰か?と、問いかける。長女と次女は飾り立てた言葉で愛を伝えるが、末娘のコーディリアの答えはリアを激怒させる言葉であった。「私は、自分を偽りたくはありません」。王の衣で自分自身を偽り続けているリアにとってその言葉は鋭く突き刺さり、末娘を勘当してしまう。姉娘たちの館に身を寄せたリアであったが、娘たちからことごとく裏切られ嵐の荒野を彷徨い歩く。正気を失っていくリアは、王の衣を脱ぎ去りありのままの自分を見つけ出し、そこではじめて蟻が生きている音を聴く。これは女であることさえ忘れるほど雄々しく必死に子どもたちを育てた、母の話。そして、その下を必死に生きる、ちっぽけでもありのままの、蟻たちの話である。演出よりメッセージ
いい時もあれば、すべてがうまくいかない時も。理不尽な事でいきなりどん底に落ちてしまうことだって。でも、それでも今日も、いろいろありながらもどうにか必死にこの世界を生きている。ちっぽけでも、ありのままに。生きている。シェイクスピア作品の中で最も壮大で一番の悲劇「リア王」に挑みます!底抜けの明るさと個性を持つ豊橋のみんなと創ればそれは悲劇か?まさかの喜劇か?人生、山あり谷あり、リアはアリ?!どん底まで落ちたら、蟻の声を聴け!そして笑って戻ってこよう。毎日を必死に生きるすべての人たちに贈る悲喜劇エンターテイメント!こんなシェイクスピア、あり?ありかどうかは是非、劇場で!一緒に、人生を笑いましょう。★「市民と創造する演劇」公式Twitter日々更新中!
【ご来場予定の皆様へ】
開場時間から開演5分前まで、舞台上の特別フォトブースにて記念写真撮影ができます。
また、開演5分前からはプレパフォーマンスが始まります。ぜひお早めにお越しください。