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芸術文化アドバイザーから芸術監督への名称変更について

記事の掲載日: 2023年05月02日

公益財団法人豊橋文化振興財団 芸術文化アドバイザーについては、2011年4月より平田満氏が、2018年4月より桑原裕子氏が5年間務めてまいりました。穂の国とよはし芸術劇場が開館10周年を迎え、豊橋・東三河地域で果たすべき役割を最大限発揮するために、本年4月1日より役職名を芸術監督に変更いたしました。


桑原裕子芸術監督コメント 

2023年度より芸術監督と名称が変わったとしても、芸術文化アドバイザー就任時に掲げた「この箱は君のもの」というキーワードを大事にしていきたいと考えています。

2018年4月に芸術文化アドバイザーに就任して、穂の国とよはし芸術劇場の広報誌「プラットニュース」の連載のために、様々な劇場の芸術監督にインタビューを行ってきました。その結果として、地域性や特徴が異なる劇場の役割に応じて、それぞれの芸術監督の仕事や役割があることが分かりました。


プラットは、厳選されたプロのアーティストの作品を鑑賞する場ということだけではなく、芸術文化を愛する人ならプロ・アマ問わずに誰でも創作活動や芸術文化に関わることができる場所でありたい。好きな物を探したいと思っている人が気軽に来てもらえて、気軽に関わることができるような場所にしたいです。

⾼校⽣や市⺠が参加していただける事業としては、2014年度から継続的に「⾼校⽣と創る演劇」や「市⺠と創造する演劇」を実施していますが、もっと気軽に様々な芸術文化を楽しんでもらえる企画として、コロナ禍の2021年9月に実施した「ぷらっと文化祭『アートプラッター』」という企画を実施しました。この企画の魅⼒を、市⺠の皆さんが⾝体で感じていただけるように数年おきにでも定期的に実施していきたいと考えています。


また、創作活動に一過性の思い出的に関わるだけでなく、創作の経験を積み上げていくような企画を実施したいと考えています。「⾼校⽣と創る演劇」や「市⺠ と創造する演劇」への参加経験者に声をかけて、朗読のワークショップを2022年度より始めており、来年度にはお客様の前でお披露目できるよう考えています。

このような活動を通じて、市⺠がプラットに来て様々な創作活動に関わり、そこからプロと遜色ないようなものを創作することを実践できる、ゆるやかな集団を作ることが出来ればと考えています。


これまでは、芸術文化アドバイザーという名称から受け取る立場の曖昧さのようなものに少し甘えていた部分がありましたが、これからは芸術監督という名前にふさわしいように、市⺠の皆様とより太く、より深く関わっていくことができればと考えています。

豊橋出⾝ではない私をこの5年間温かく見守り、受け入れてくださった皆様に恩返しする意味でも今後とも頑張ってまいりますので、応援の程よろしくお願いいたします。


穂の国とよはし芸術劇場 芸術監督 桑原裕子

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