記事の掲載日: 2025年05月18日
穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術監督であり、劇作家・演出家・俳優の桑原裕子による全2回の演劇ワークショップを開催します。「読む力」を身に着けることで、より深く演劇を理解し、楽しめるキッカケとなるような2日間をお届けします。
台本を手渡された時、あなたはまず初めに何をしますか?
パラパラとめくり、出番をザッと確認し、自分の役の台詞を蛍光マーカーでなぞったり……そんな作業から始めていませんか。台詞を覚えることに躍起になり、他の人の台詞やト書きを見逃してることはありませんか。
公演を控えているとき、私たちは「純粋に戯曲を読む」という作業を案外おざなりにしてしまいがちです。かといって、ただ読書するように戯曲を読むってなかなか難しい。なぜなら戯曲は小説と違い、立ち上げてみないと本当の形が見えない設計図だからです。
そこで公演や発表という目標をおかず、ただ「皆でじっくり戯曲を読んでみるという会」を設けました。登場人物の複雑な心理や、物語の多層的な背景を皆で話し合い探ってみる。声に出しながら感触を確かめ、誤読を恐れず、様々な解釈を愉しむ。発し方ひとつで様々に色を変える台詞や、わずかなト書きに隠されている謎を解く作業から、戯曲を読む筋肉をつけてみませんか。それはきっと、演技のヒントにもなるでしょう
日程 |
2025年10月03日 (金)18:00~21:00
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場所 | 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース |
講師 |
桑原裕子[くわばら・ゆうこ] KAKUTA主宰。劇作家・演出家・俳優。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術監督。ワークショップや「ぷらっと文化祭Art Platter」「市民と創造する演劇」などを手がける。 近年の仕事に『ザ・ヒューマンズ』(演出)、『月曜日の教師たち』(脚本・演出・出演)、『応天の門』(脚本)、『ナビレラ~それでも蝶は舞う』(演出)、『少女都市からの呼び声』(出演)など。 2009年にKAKUTA『甘い丘』で第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)受賞。15年『痕跡』で第18回鶴屋南北戯曲賞受賞。18年、穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』が第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞、第70回読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞。また、劇団作品『ひとよ』が白石和彌監督で映画化。穂の国とよはし芸術劇場PLATでは23年にPLATプロデュース『たわごと』の作・演出も務めた。 |
参加費 |
一般 2,000円 18歳以下 1,000円 |
対象 | 高校生以上(演劇経験不問) |
募集人数 | 20名程度(応募多数の場合は選考) |
締切り |
9月7日[日] 17時必着 ※参加の可否については、9月19日[金]までにご連絡します。 |
申込み方法 |
8月2日(土)10:00~受付開始 (1)オンライン 下記の専用申込フォームより、必要事項を記入して送信してください。 (2)申込用紙を窓口またはFAX(0532-55-8192)で提出 参加申込書に必要事項をご記入の上、プラット1階窓口またはFAX(0532-55-8192)でお申込ください。 ※電話でのお申込みは受付しておりません。 ※オンライン申込フォームからお申込みの場合、info@toyohashi-at.jpからの返信メールを受け取れるように設定をお願い致します。 申込時には、自動返信メールをお送りします。届かない場合は、迷惑メールフォルダ等に入っていないかご確認ください。特にezwebメールご利用の場合に当方からのメールが届かないというケースがよく発生しています。 ご不明な場合は、お問合せ先までお電話にてご連絡ください。 |
お問い合わせ |
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 〒440-0887 豊橋市西小田原町123番地 TEL.0532-39-8810 FAX.0532-55-8192 http://toyohashi-at.jp |
備考 |
【申込時のお願い】 □取材・撮影が入る場合や、非営利目的の広報物・出版物等の使用を目的にスタッフが写真・動画の撮影をする場合があります。 □写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。 □申込みフォームからお申込みいただく場合、info@toyohashi-at.jpからの返信メールを受け取れるように設定してください。 主催:豊橋市、公益財団法人豊橋文化振興財団 令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 |
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